クリスマス?サンタクロース?
日本でのクリスマスのイメージは、サンタさんにクリスマスケーキとパーティ?それもイブの夜がメイン。欧米の物語を沢山読んでいる私にとっては、それって違うんじゃないの?という感じです。 私のイメージする本来のクリスマスは、何より家族が集まる時です。救い主をつかわされた神の愛を思い、愛する互いを思い、恵まれない人を思いやる、そんな時です。「若草物語」(ルイザ・メイ・オルコット)やローラ・インガルス・ワイルダーのシリーズなどを読むとわかると思います。ですから、25日のお昼に、家族一同が集まっての正餐がメイン。日本のお正月をイメージした方が分かりやすいと思います。 そんなアメリカの中流家庭のクリスマスの様子を描いた絵本があります。 一方、今の日本でのサンタクロースのイメージは、アメリカから伝わったクレメント・ムーアが書いた詩が元になっています。イブの夜トナカイの橇で屋根に飛び上がり、煙突から入ってきてプレゼントを配るにこにこ顔のおじいさん、というものです。もともとは聖ニコラスという聖人がモデルですから、白い衣の老人というのがヨーロッパでは多いようです。赤い服のサンタさんは、なんとコカコーラの広告が最初と聞きました。ムーアの詩は有名ですから、アメリカでは沢山の人が絵本にしていますが、古い絵本では青い服のサンタさんもいます。翻訳も沢山されていますが、その中では、クラシックなイラストのターシャ・チューダー(「クリスマスのまえのばん」偕成社)や、わかりやすいアニタ・ローベル(「クリスマスイブのこと」セーラー出版)、秀逸なしかけ絵本のロバート・サブダ(「ナイト・ビフォー・クリスマス」大日本絵画)などがお勧めでしょうか。
「となかいはなぜサンタのそりをひく」(モー・プライス文 アツコ・モロズミ絵 松野正子訳 岩波書店)は、小人たちに空飛ぶ橇を作ってもらったサンタさんのところに、いろいろな動物が来て橇を引こうとしますが、という由来を語る物語。絵も素敵で、なかなかいいです。それから忘れてはいけないのは、「サンタクロースってほんとにいるの?」(てるおかいつこ:文 すぎうらはんも:絵 福音館書店)。子どもたちが親に、「ほんとにいるの?」と次々に疑問をぶつけていきます。お父さんもお母さんも丁寧に答えていきます。上段の大きな絵には質問内容や回答が、下段の小さな絵は質問しながら風呂に入り寝るまでの姉弟の姿が描かれています。大人が信じている、その姿勢が大切だということがよくわかります。見えないもの、それも良いものを信じる心を育てることは重要だと説く人もいます。 夢を信じることは大切だと私も思います。ただ、夢を壊さないことと、希望を必ずかなえることとは違います。そこをはき違えるような風潮が、特にバブルの時は多々見られたので、ちょっと違うんじゃないかなあと思っていました。、ほんとに欲しいものは親や祖父母と交渉、サンタさんからはびっくりプレゼント、で
◆「クリスマスの3つのおくりもの」(林明子 福音館書店 3冊セット)◆ * * *
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