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焼芋

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全体会のあった日の夜のことです。
(全体会とは、月に1度かっぱの家に子供をあずけている親が全員集まって保育者と共に行事や運営などについて夜話し合う会です。)

K君のお母さんが”あきこさん、焼芋おいしいですね。何か特別なもので焼いてるんですか”と私に話しかけてきてくれました。
一瞬”?”と思ったのですが、その日の子供たちのおやつが”焼芋”で、その残りが置いてあるのをK君のお母さんが食べての発言だったとすぐにわかったので、”それはね、こんな特別なもので焼いているのよ。ジャーン”と石焼芋器を出して見せたのでした。

直径が30cmくらいの焼物でできていてやかんのように底が広く高さは15cm位で上部に丸いふたがあります。そして中に小石が入っていてその上に洗ったさつまいもを入れてふたをします。
中火にして1時間弱焼くと、それはそれは甘くて香ばしい焼芋のできあがりです。

さつまいも(他のイモ類でも)の調理法には煮る・蒸す・焼く・揚げるがありますが、一番甘さが出ておいしいのは焼くで、この石焼芋器は中に小石を入れているので遠赤外線効果からか時間はかかりますがじっくりゆっくり芋のでんぷんが糖化されるのでとても甘くなるのです。

洗ったさついまいもをアルミホイルで包んでオーブントースターなどで焼いても簡単に焼き芋は作れますけれどもネ。”焼芋”といえば、私が小さい頃母が”カン”を使って”石焼芋”を作ってくれていました。缶は新潟の柿の種が入っていたもので25cm四方くらい、高さは12~3cm ふたは丸いのでした。
そして缶の底にクギで穴をいくつか開けてやはり小石を中に入れさつまいもを入れて焼いていたように記憶しています。
さつまいもの味は特に覚えていなくてまわりがススけた柿の種の缶の方をなぜかノスタルジックに思い出すのです。

K君のお母さんにも私の母のカンの石焼芋器の話をして、そんなものでもできるよと言うとちょっとびっくりしているようでした。

さて焼芋というとイコール”さつまいも”ということにだいたいなるのですが、私は”長芋”を焼いて食べるのがすごく好きです。

長芋は洗って皮をむかず、長いまま(オーブントースターに入る長さには切ってね。)アルミホイルで包んでオーブントースターで焼きます。長芋は生でも食べられるのですが、十分に火が通るのには30分くらいかかるかもしれません。竹ぐしなどをさしてみてすっと通れば出来上がり。焼き上がってから輪切りにして皮ごと食べます。味をつけなくてもホクホクと味がある。あとは味噌でも醤油でも塩でもからし醤油とか味噌マヨネーズとかなんでもチョッとつけて食べます。20cm位の長芋を輪切りにして焼きたてをハフハフしながらおいしいなぁ…なんで焼いただけなのにこんなにおいしいのかなぁ…とかひとりで言いながら(笑)私は一本ぺろりと食べてしまいます。

でも冷めるとすっかしその感激は失われてボソボソとした悲しい長芋になってしまうので焼きたてをとにかくパクパク食べるのが一番です。

細いさつまいもやにんじん、小さい新じゃがなどと洗わせてホイルに包んでオーブントースターに入れてぐるりとタイマーを回すことくらいなら子供にも出来るはず。竹ぐしをさしてやわらかくなっていたら熱いので大人が取り出して切ってボールなどに入れコーン缶や大豆などを一緒にまぜたりマヨネーズや味噌ドレッシングなどで和えれば”焼野菜のサラダ”のできあがり。

チョッとでも自分が手伝ったものは子供は喜んでおいしく食べるという習性(?)があるのでこんな簡単なものでももりもり食べるかもしれません。う~ん、おいしそうだ。

ぜひ”缶の石焼芋”や”長芋の一本焼”皮もむかず切らずに焼いてホクホクを味わってみてください。

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